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水の本当の「美味しさ」って何でしょう? |
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「美味しい」という感覚は人によって異なるものですし、主観的な問題になるのですが、
厚生省の「おいしい水の研究会」がまとめたガイドラインを参考に、「美味しい水」を
数値
で見てみましょう。 |
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項目 |
説明 |
指標(適量) |
蒸発残留物 |
主にミネラルの含有量を示し、量が多いと苦味等が増し、
適度に含まれるとまろやかな味がする。 |
30〜200mg/l |
硬度 |
ミネラルのなかで量的に多いカルシウム、マグネシウムの含有量
を示し、硬度が低い水はくせがなく、高いと好き嫌いが出る。
さらに多量含有していると、人によっては下痢をおこすこともある。
硬度が0の水は、健康面へのプラス作用は全くない。
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10〜100mg/l |
遊離炭酸 |
炭酸ガスの含有量を示し、多いと刺激が強くなる。
(サイダーを想像するとわかりやすい) |
3〜30mg/l |
過マンガン酸カリウム消費量 |
水中に含まれる有機物の量を示し、多いと渋みをつけ、
多量に含むと水の味を損なう。 |
3mg/l以下 |
臭気強度 |
微量でも感じる有機物の臭いや、原水を汚染していた藻類の
臭いなどの強度を示す。数値が大きいと味を悪くするだけでなく、
成分によっては体を害することにつながる。 |
3以下 |
残留塩素 |
濃度が高いと水にカルキ臭を与え、水の味を悪くする。 |
0.4mg/l以下 |
水温 |
最もおいしいのは8〜14℃。
冷やすことによりおいしく飲める。 |
最高20℃以下 |
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「美味しい水」=「身体にいい水」であるかというと、そうではありません。
「生命の水研究所 所長 松下和弘先生」が長年水について研究した結果、
「身体にいい水」=「身体によくなじむ水」のことで、以下の3つの条件を
満たした水であると述べています。 |
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水は水素原子(H)2個と酸素原子(O)1個からなる水分子
で構成されています。
水分子は単独で存在しているわけではなく、幾つかの水分子が
集団になって存在しています。
この分子の集まりのことを「クラスター」といいます。 クラスターが小さいというのは、水の分子集団の動きがより
活発であることを意味し、水の分子集団の動きが活発になると、
身体の中に水が速やかに浸透されやすくなり、細胞組織も水を
吸収しやすくなると考えられています。 |
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水の分子集団の大きさが、小さければ小さいほど動きが速く、測定値も小さくなります。
松下先生の研究グループで行った水道水の調査の結果は、だいたい以下のようになったそうです。 |
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サンプル |
分子集団の速さ(平均) |
平均寿命が短い日本の大都市の水道水 |
120Hz〜140Hz |
長寿地域の水道水 |
120Hz以下 |
世界の長寿地域の飲料水 |
80Hz |
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松下先生の研究グループが行った試験の結果、分子集団の小さい水は、ペーハー(pH)がアルカリ性に傾く
ことがわかったそうです。 人間の体液(血液など)は、「弱アルカリ性」です。
アルカリ性の水は、生命にとって最も調和した水であり、生命活動を活発に促す効果に優れています。 |
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あまり知られていないことですが、実は水には脂肪を溶かす性質(界面活性)が微量ながらあります。 |
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界面活性力の高い水を飲めば、水が体内の細胞組織に速やかに浸透し、人体に悪影響を及ぼすものを
脂肪から溶かしたり、血液中のコレステロールや中性脂肪なども溶かし込んで、体外に排出してくれます。 他にも、血管壁に付着したコレステロールを溶かして、動脈硬化も防いでくれます。 |
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私達の体内には、たくさんの酵素が存在し、生命活動を支えています。
酵素とは、化学反応を助ける物質で、例えば食べた物を「分解・消化・吸収」する役割を担っているのも
酵素の力です。
酵素は、「水があるところ」でしか機能しません。
したがって、普段どのような水を飲んでいるかによって、酵素が働く力(酵素活性)が異なってくるのです。
●長寿地域の水の酵素活性は高い。
●大都市圏の水の酵素活性は、長寿地域の水の酵素活性に比べて、約7割の力しかない。 |
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